みんなバラバラの支店配属なので初対面です、そしていろいろな経歴の人たちでした。
人権教育やら法律や不動産関係の話しがあったり、予想より面白かったです。
部長のおごりですが、ポケットマネーなのか経費で落ちるのかは謎です。
他人と一緒に喫茶店に入るのは何十年ぶりでしょうか、もしかして親族以外じゃ初めてかも。
会社の事や仕事の事をみんなで情報交換したりして会話しました。
自分は相槌してるだけでしたけどね。
で、同業種の他企業から転職してきた人や部長の話によると、この業界ではウチの会社は給料は安いがヌルいと評判の事。
ウチの会社で仕事できない人は、どこいっても通用しないよと言ってました。
じゃあ、自分はどんだけダメなんだよと思いましたが、愛想笑いしてました・・・
話を聞くだけで、私からは何も話しませんでした。
だって、ニートだったし会話できる引き出しが皆無ですもん。
こういう場面で、今まで歩んできた人生は本当に何もない薄っぺらい人生だったんだなとつくづく思い知らされました。
「前職はどういう仕事してました?」など聞かれるのが怖くなったり、ずっと会話に混じれずに、どうしても居心地が悪くなり言い出しました。
大ウソですが、この場面から逃げ出せたので良しとしよう!
しかし、早く会社に戻っても仕事も無いのでブラブラしてました。
どうせ、支店の人達は何時に研修が終わるとか細かい時間まではわからないでしょうしね、ちょっと研修が伸びましたとか言えばOKさ。
私は根っからのぐうたらなのです、隙あらばサボろうとします、なのでずっとニートしてました。
駅で焼き芋を買い電車を見ながら食べたり、ウィンドウショッピングしたりして時間をつぶしました。
終業時間ギリギリの6時前に会社に着きました。
ぶぶぶ、部長が自分の支店に来ていたのです。
もう、心臓から口が飛び出るほどビックリしました、そして冷静になり相当マズイなと思いました。
こっちに用があるなら喫茶店の時に言ってくれれば、すぐに帰ってきたのにとタイミングの悪さを呪いました。
いや、そもそもウソついて抜け出して、サボってた自分が悪いのです、本当にクズ人間だなと思いました。
これは、天罰なのでしょう、部長は何もなかったように他の社員の人達と会話してました。
すぐに終業時間になり、私は逃げるように退社しました。